今、全国で小中規模の工務店や住宅ビルダーの倒産が増加しています。
日本の商取引においては、商品を売った業者の方、お金を貸した金融機関・・・いわゆる債権者と言われる方々が真っ先にクローズUPされ、連鎖倒産や資金繰りの心配がされます。もちろん従業員の皆さんの行く末にも配慮が必要になりますが・・・。
しかしながら建築関係の倒産における最大の被害者は、建築途中であるお施主様ではないかと考えます。多くの場合、お施主様が金融機関から借り入れた資金を建築の進捗に合わせて3~4回の分割支払いされるのが一般的な契約です。最小でも着工時25%~35%程度の支払いが発生しますので、多くのお施主様が倒産リスクを負っていることが想像できます。中には着工時に全額支払いを求められるケースもあると聞きました。
お施主様が支払ったお金は直ちに仕入れや返済に使われる為、手元に残っている可能性は無いと考えて良いでしょう。
ニュースにも記事にもならない被害者の方々が沢山いるだろうことを想像すると心が痛みます。楽しみに待ちわびたマイホームが完成もされないまま、ローン返済だけが残されるなんて絶対にあってはなりません。
建築業の経営者の責任は大変重いと実感しています。大変大きな責任とリスクを背負っているのだと認識すべきです。
お施主様の業者選定において、デザインや費用だけでなく請負う会社の経営能力も判断材料とすることをお勧めします。目安としては、経営と実務がキチンと分業されている組織的な企業であることをお勧めします。
ファン・ライフカンパニーも皆様からの信頼とご紹介を頂けるよう、組織的な運営と業務分担を向上させ、全社員が今まで以上に「Fun」をお届けできる体制整備に精一杯尽力いたします。今後も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。