blog 社長のブログ

脱資本主義

昨今の気候異常には過剰に行き過ぎた資本主義経済が関係しているとの論説を読んだ。

その対策としてマルクス思想を再度見直し、これからの社会経済や社会生活のあるべき姿を改めていこう・・・という内容であった。

発想の視点は違えど、私自身も既存の資本主義経済の過剰さには疑問を感じている一人であり、共感できる部分は多分にあったように感じる。特に、働けど働けど真に豊かな生活にたどり着けない現代人の「働き方」「暮らし方」への警鐘には強い共感を得ました。

以前に「ポスト資本主義」という題材でブログを書いたように、私の中では既存の資本主義経済に対する大きな揺らぎを感じているのかもしれません。

 

我が社の家づくりにおいても「脱資本主義」的なアイデアを取り入れていく必要性を強く持っています。環境負荷だけでなく、人間負荷についても抜本的に考えるべきです。

多くの人々は高額なローンを組んで夢のマイホームを手に入れるはずでありますが、このマイホームが不充分な性能であったり、デザイン性に欠けていたら五感として悲しいことにはならないだろうか。又、最も悲しいことはローンの返済に追われて、人生に必要なゆとりと楽しさを失いながら生きていくことである。逆説になるかもしれないが、ローン返済の苦悩を補うほどの「楽しさ」が住処に備わっていることは重要なファクターだと考える。

 

我が社では設計段階において皆様が「今は」不要と考えるご提案を差し上げることがあるかもしれませんが、これも上記のような想いがあってのことと、ご理解いただきたい。

再度申し上げるが、今後の社会では間違いなく新しい価値観が必要な時代が訪れるだろう。その時に我が社のお客様に後悔して欲しくないという助言だと思って聞いていただけたなら・・・と考える。

コンプライアンス

企業コンプライアンスへ向けた社会的目線が年々厳しくなっています。

福岡では反社会的勢力幹部と会食をした社長の企業が指名停止や銀行取引停止となり、数週間後には倒産まで追い込まれたそうです。

予期せぬ倒産で職を失った社員さんには、その後の就活においてもコンプライアンス違反があった企業で働いていたことが影響して未だに就職口が見つからないそうです。

反社会的勢力幹部と社長の間に、どの程度親密な付き合いがあったのかは定かではありませんが、程度の大小に関係なく処分される姿勢には大きな時代の変化を感じます。

 

社長の中では倒産という最悪な事態になることは想定されていなかったのでしょう。

感覚が麻痺していたのか?・・・状況を甘く考えていたのか?・・・、結果は想像をこえるものになりました。

社長をかばうつもりはありませんが、個人的もはここまで最悪の結果を招くことになると想定するのは難しいと思います。それだけにショッキングな記事でありました。

 

人権に関しても同様に厳しい目が向けられています。

新疆ウイグル自治区の綿が使われていることが不買運動につながったケースがありました。

原材料の産地まで問われ、ここまで厳格に判断されるのか・・・と感じていました。

現在行われている東京オリンピックをフィルターとすることで、世界と日本人の人権やジェンダーに対する価値観に大きな差があることを知りました。日本という枠の中から飛び出して、世界という枠で価値観を計ることも今後の企業には必要な能力なのかもしれません。

 

本来正しくあるべき【倫理観】は経済活動の中で歪曲されてきました。【利益】を優先する過程において都合よく解釈を拡大させてきた結果だと思います。

時折【グレー】とか【グレーゾーン】という言葉を聞きますが、そのグレーゾーンの幅がドンドンと【ブラック】に寄って行ってしまうのでしょうね。

間近に迫った連休を活用して【倫理観】や【価値観】という見えないものと向き合ってみようと考えています。

Compliance Concept. The meeting at the white office table