blog 社長のブログ

責任の所在

会社を経営していると常に様々な課題や問題の解決を求められます。

この様な時に悩むのは社員へ「任せること」と「責任の所在」です。

 

人材の育成には少し高いハードルを与えることが必要でありますが、その際の「責任の所在」をどこで線引きするかも重要なファクターとなります。

組織的運営を基本とする企業体においては、このバランス感覚を組織全体が理解していることが大切であるが、人数が増える程にその過程は困難を極めていく。

当社グループも社員数30名を超えて、更に理解を深めていく進化した仕組みが必要になったと実感しています。

 

現在、役職制度と評価基準の再構築作業に取り組んでいます。

役職制度も評価基準も数年前に作成済ではあったのですが、企業の成長と多様化する時代背景も含めて再考が必要だと痛感することが多くあり、専門知識のあるアドバイザーと契約して休日の時間を利用して作成を進めています。

 

今回の評価基準の項目では「責任の所在」を明記していこうと考えています。

グループ全体の売上規模が10憶を越え、総勢30名を超えると、私が全ての判断と責任を迅速に全うすることは不可能になっています。

以前は「責任の所在」を社員へ負わせることが私の中で負い目に感じることもありましたが、「仕事のやり甲斐」というテーマを追求する過程でその必要性を感じ私の中で大きなパラダイムシフトが起きているのだと考えます。

 

「責任の所在」を明確にすることを快く思わない社員もいるかもしれませんが、偽りの優しさは誰も幸せにしないことをこれまでの経験で学んできました。私の中では常に葛藤と戦っていますが、これが経営者の仕事なのだと自分に言い聞かせながら向き合っています。

 

皆様に「楽しみ」をお届けすることが当社のミッションです。その為に妥協はありません。ご愛顧いただいている皆様へ更に愛される企業づくりに向けて努力していきます。

都議会選挙を振り返る

昨夜、都議会議員選挙の開票が行われました。

都民ファーストが減らした議席を自民と立憲が分け合う形になりましたが、自民・公明は過半数に届かず、都民ファーストも予想以上の議席を確保する結果となりました。

今回の都議会議員選挙は秋の衆議院議員選挙を占うと共に、世論の風向きを知る注目の選挙だったと考えます。

 

自民党はコロナ対策・経済対策・オリパラ課題など都政に直面した大きな課題を抱えると共に、国政における金・疑惑・不祥事を連発したことに対して、どの程度の反自民の逆風を受けるのか?対する野党は、どこまで小異を捨て政権を掴むという大同に向かい、共闘を行い反自民の受け皿となりえるのだろうか?

私はこの2点が秋の衆議院議員選挙を占う風だったと考えています。

 

先ずは自民党への風当たりに関してですが・・・、先に行われた補欠選挙3連敗を踏まえても、逆風が吹いていることは疑いの余地がありませんが、その風がどれほど議席減に左右するのかは未だ見えてきませんでした。

野党においても、有権者から大きな支持を得られる共闘であったか・・・については疑問を残しました。多少の追い風を感じたものの、もっと明確なメッセージが伝わる共闘の形が必要だったと感じます。

 

何となくではありますが、明確な風を感じることができないまま終わった選挙のように感じます。これは都民ファーストという地域政党が、ある程度の議席を確保できたこと理由があると考えます。都民ファーストの議席は反自民の受け皿だったのか?地域政党としての信頼だったのか?この辺の分析が無ければ見えてこないように感じています。

 

秋までに間違いなく行われる衆議院議員選挙は、ポストコロナの日本の在り方を占う重要な選挙になることは間違いありません。国民へ平等に与えられた投票をいう機会を無駄にしないよう、今後の政治に注目していきたいと思います。

学びの楽しさ

中田敦彦さんのYouTube大学が面白い。

5月末より毎週土日に善桂寺倶楽部でカフェを営業していますが、少し暇をしておりまして・・・その時間を利用して中田敦彦さんのYouTube大学を視聴しております。

 

先日は【古事記の講座(約2時間)】と【ミャンマー政権の遍歴(約1時間)】を視聴しましたが、時が経つのを忘れる程の充実感を得ることができました。

以前に古事記を解説する本を読んでいたのですが、登場人物の多さ・関係性などが複雑で理解に苦しみました。改めてこのYouTube大学でしっかりと整理できたと感じています。又、古事記と日本書紀の役割や重要性は次代背景の中で変わることも大変興味深い分析だったと思います。

 

年齢を重ねると共に、知識を得ることへの欲求と相反して、面倒に感じる一面も芽生えます。集中力の低下も影響しているのか、書物を読み進めるスピードも情報量を処理するキャパシティーも減っているのでしょう。そんな中で、このYouTube大学はそれを充分に補ってくれる良いツールだと実感しました。

人生において学ぶことの楽しさはいつまでも持ち続けていたいものです。情報が氾濫する世の中だからこそ自らの力で真偽を確かめる術も身につける重要性も高まっていると考えます。

 

最後に告知をさせてください・・・。善桂寺俱楽部カフェの収益は全額児童養護施設へ寄付をさせて頂きます。テラス席を中心にして、ゆっくりと過ごせる空間となっております。フリーWi-Fiも準備しておりますので、YouTube大学を視聴しながらコーヒーでもいかがでしょうか。皆様のお越しをお心よりお待ちしております。

 

 

価値とコスト

「インフレ時代が訪れる」・・・という記事を読んだ。

その理由は日米の脱中国にあるという。

 

これまでのデフレの要因の一つとして中国の安い労働力や環境破壊による生産性の高さがあった。現在の中国の労働力は決して安くない。中国人の友達から、中国国内のライフスタイルについて話を聞く限り日本人よりもコストの高い生活を送っていることが知れる。その裏付けは賃金上昇や投資によるマネーゲームにもたらされているものだとわかる。

環境破壊に関しても時折ニュースに流れるPM2.5の状況を見れば納得するだろう。世界全体が脱炭素へ向けて舵を切る中で、説得力を得られることは難しい。

追い打ちをかけるように、人種差別や人権問題はグローバルに問題視されるようなってきた。今までは経済優先として閉口していた国々も世論に押される形で中国批判を繰り返し、不買運動も表面化してきた。

以上の理由から脱中国が進み、インフレへ向かう要因になるという推測である。

 

しかしながら、これがトリガーとなって日本がインフレへ向かうことが現実的なのだろうか?世界経済はポスト資本主義として新しい方向性を模索している中で、インフレという選択肢は本当に正しいことなのだろうか?

私は新しい価値観を含まないインフレには大きな成果に結びつける力がないと考えています。新しい価値とは「環境と人間の共存をベースにした持続可能な社会システム」と「人種や性別の差別の無い社会構造」だと考えています。この様な社会構造の中にインフレは適正なベクトルだと思っていません。

 

ニューノーマルという時代の中で中小企業の在り方もまだまだ大きく変化していくでしょう。難しい舵取りこれからも続くのだと改めて気を引き締めます。

朝乃山の休場に思うこと

大関朝乃山が倫理違反による休場となりました。

鶴竜が引退となり、唯一の横綱白鵬も欠場の中、若い四人の大関による本気のぶつかり合いこそ、相撲ファンである私の本場所の楽しみであったので残念でしかたない。

 

ここ数年の不祥事や不幸を乗り越えて、相撲協会が一丸となって場所開催を続ける中において、今回の朝乃山の行動は非難と厳罰を受けて当然と考える。まして大関という地位においての行動だっただけにその衝撃もありました。

さて、ネットニュースなどでは大関の責任や品格という言葉も見受けられたので、今回は「責任」や「品格」についてフューチャーして考えてみたいと思います。

 

そもそも朝乃山が大関の地位にあることは「相撲の強さ」を評価された結果であり、人間性の評価に基づくものでは無いと考えます。大関として、更に精進を重ねて横綱を目指す準備期間であり、格下力士からの一目置かれることでの模範を示すことが求められていました。それなのにこれほど強い世論が起きる背景には「相撲は国技」「公益法人日本相撲協会」という団体の社会的使命があるのだと考えます。仮にプロ野球やJリーグの選手が同じことをしたら、ここまで大きな騒ぎや処分が下されたでしょう?実際に同様の行動がネットニュースを騒がしても、ここまで強い世論はおきていません。

世論はその個人の社会的地位や属する組織を含めて責任や品格の判断基準を変えることがわかります。

 

朝乃山においては本場所閉会後に厳しい処罰がくだされると思いますが、今一度心も体も成長して、今回のことを忘れさせるような偉大な横綱になって欲しいと切に願います。

ポスト資本主義

戦後の日本は経済的・物質的な繁栄を最大の目標として幸福の価値観が作り上げられてきたように思えます。その前提には戦争による貧困があり、ポスト軍国主義として生まれたものが資本主義だったのかもしれません。

第2次世界大戦から75年が過ぎて、いよいよ本格的なポスト資本主義へのシフトチェンジが始まったように感じています。

ビジネスにおける価値はネームバリューやデザインだけではなく、その企業が目指す社会的な貢献へ移行しています。人の価値も資産や地位よりも、生き方や在り方が評価されるように変化しています。

 

3000兆円に達するESG投資なるものがあるそうです。

これは【環境・社会・ガバナンス】に対して貢献する企業へ向けて投資を行う資金で、このような社会的課題にコミットできていない企業は、今後生き残ることができないとも言われているほどです。

最近ではSDGsという価値観を唱える動きも出てきたことは皆さんもご存じでしょう。

このようなことからもポスト資本主義の大きな方向性が見えてくると思います。

 

「これって全て大手企業の話でしょ・・・」と考えてはいけません。

ポスト資本主義に向けて、私は全ての企業に課せられた義務があると考えています。

私たちは家づくりのプロとして、企業の在り方や存在価値を大局的に考え、商品開発やサービスを通じて社会への発信が求められています。

働き方においてもお金では換算できない価値が必要になってきます。

企業は常に柔軟な進化を求められるものだと、改めて感じる日々です。