blog 社長のブログ

挑戦

以前のブログに書いたように極真会館松島道場の昇段試験にチャレンジしてきました。

2時間半の試験を経て初段を頂くことになりホッとしていると共に、新たな挑戦へ向けて始動しています。昇段を機に、空手への向き合い方や今後の取り組みについて深く考え始め、11月に行われる群馬県大会へ向けて、トレーニングをスタートしました。毎週日曜日の朝は道場で型の稽古、ウエイトトレーニング、サンドバッグ打ちなどで汗を流しています。

 

ビジネスにおいても新たな可能性をスタートさせました。

ファンライフカンパニーでは新しいコンセプトの規格住宅を4月にリリースします。昨今の物価上昇に逆行して「土地・建物・駐車場付きで1980万(税込)」のお求めやすいプランを開発しました。小さくても性能とデザインは妥協しておりません。小家族様向けのプランですが、時代にマッチしたこだわりの【Fun】もふんだんに詰め込んでおります。

 

我が社のビジネススタイルは時代の流れに合わせて変化することです。もちろん核である理念は不変ですが、お客様のニーズや社会情勢に合わせて、常にチャレンジすることが我が社のモットーであります。チャレンジする中で社員の成長や会社全体のボトムUPも狙いの一つではありますが、お客様目線でのサービスは忘れないように心掛けています。

 

「多くの人へFunを 多くの人をFanに」

この当社の理念を中心に置いて、これからも様々なチャレンジを続けていきます。

多くの皆様が楽しく素敵な人生をお過ごしできるよう、私たちは挑戦を続けます。

 

悪いインフレ

4月より様々な物が値上げすると報道がされています。10%、15%、20%・・・今までは考えられないUP率ですね。反面、所得があがるといった話は全く聞こえてきません。私はこの様なインフレの状態を「悪いインフレ」と呼んでいます。

 

建築業界においても同様の現象として、資材コストが軒並み上昇しています。しかも建物を構成する主要な資材がUPしているのだから、手の打ちようがありません。建築を希望するオーナー様の借入限度額や支払い能力がインフレに追い付かなくなる日は、それほど遠くないと思っています。欲しくも手にいれられない・・・そんな現実がまさに起きつつあります。

 

世界情勢も混沌してきました。原油価格の高騰、ロシアのデフォルト、世界同時株安・・・考えればキリがないほど不安要素が山積みになっています。たった一人の独裁者の暴挙が世界を巻き込むほどに、今の世界は緊密に結びついていると言えます。

 

さて「悪いインフレ」の打開策ですが・・・正直、まったく打つ手を思いつきません。僅かな亀裂がバブル崩壊、リーマンショックを上回る惨事に発展するような予感がします。昨今のコロナ過で弱り切った状態ならば、歴史に類を見ない惨劇が起きてもまったく不思議ではありません。

 

私たちに今できる一番の予防策は身の丈に合わせた生活なのかもしれません。モノが豊かになった社会で、身の丈にあわせた生活から人類が乖離しているのかもしれません。今一度身の回りを整理して、心の豊かさへの探求が必要な時代なのかもしれません。小さな喜びを感じられる生活、それを具現化する家・・・そんな原点に立ち返って、小さくても機能的で快適な家づくりに向き合ってみようと思います。

 

4月に新たなコンセプト住宅のリリースを予定しております。是非ともお楽しみに。

 

51才の力士

大相撲初場所は御嶽海の優勝(13勝2敗)で幕を閉じました。

御嶽海はこの優勝を機に大関昇進が決まり、いよいよ横綱取りへ向かう輝かしい結果となりました。

その裏でひっそりと引退していく力士もいます。

序二段の華吹もその一人です。しっかりと結果を残しての引退だと拍手を送ります。

華吹の最高位は東三段目18枚目であり、関取にはなれなかった力士でした。しかしながら、30代でピークを終える力士人生の中で50代まで続けたことは並大抵の努力ではなかったはずです。外国人力士や大型化する若手力士の中で戦いを続ける事は怪我とメンタルとの戦いだったでしょう。きっと「やり遂げた・・・」という充実感と共に角界を去っていくのだと思います。カッコいい・・・。

 

私事ですが2月末に極真空手松島道場の黒帯試験に挑戦します。

50才を超え・・・、くしゃみをすれば腰痛になる、朝起きたら右手が上がらない、稽古中に左ふくらはぎが肉離れする、右ひざはカクカクする・・・こんな私が数時間にもおよぶ過酷な試験に挑戦します。(体中の間接にサポーターを巻きながら・・・)

今は自主トレとして毎週日曜日にも道場へ通い、朝8時から昼12時まで、冷たくひえた床の上を裸足で稽古します。1時間も動けば汗をかき、半袖になり、ひたすら稽古に打ち込みます。この先に何が見えるのか?続ける先に何があるのか?・・・きっと継続し続けた本人にしか見えない何かがあるのだと信じて稽古にはげみます。

 

角界を引退した華吹には何が見えたのでしょうか?私にも、この先に何かが見えるのでしょうか?空手もビジネスも継続の先には何か大きなギフトを与えてくれると信じて、しっかりと一歩一歩を踏みしめていきたいと改めて感じさせてくれました。

共感して頂ける全国のおじさん達・・・一緒に頑張りましょう。

2021年を振り返り・・・

本年も残すところ僅かとなりました。全世界がコロナ禍に翻弄された一年ではありましたが、私なりに振り返りをしたいと思います。

 

政治と生活

多くの皆様が「政治と生活」の緊密な関連性を感じた一年だったのではないでしょうか。

給付金や支援金を受けられた業界の企業においては、国や県の規定により大きな格差が生まれました。特に飲食業やレジャー産業においては、沢山の企業が倒産という結末を迎えたと聞いています。その企業の多くは元来体力が乏しかったのかもしれませんが、1年以上に渡る制限を受けてはビジネスを継続することが容易であるはずがありません。

その中で迎えた総選挙においては自民・公明の連立政権が信任される結果となりましたが、本当の信任を得たのか?・・・という部分においては大きな疑問符を感じます。新たな内閣が今後行う判断によっては、くすぶり続ける火種が大きなものになる可能性を捨てきれないと考えています。

 

人間

人種、人権、ジェンダー、LGBT・・・世界に生きる全ての人々の在り方に対して光があたる一年になりましたが、その対応には誤った考え方が多く、まだまだ世界中で浄化していくための議論が必要だと強く実感しました。

ポスト資本主義という言葉が使われるようになっていますが、人間や環境の未来を真摯に捉えて方向性を導き出す強いリーダーシップの必要性を感じています。私たちは未来に何を残せるのだろうか?新しいテクノロジーは私たちの生活をどの様に変えていくのだろうか?人類は何処へ向かうのだろうか?・・・これから私たちは、大国間のパワーバランスや国内2分する思想の分断などを乗り越えて未来へ向かっていかなければならないことを強く知らされました。

 

環境

環境保全へ向けた意識と行動が強く求められる一年となりました。個人だけでなく、企業としての具体的な取組みが企業価値と結びついていきます。今後の企業は多面的な社会的役割を実践できなければ存在していくことができません。その為にも社員一人ひとりに対する教育も不可欠であります。これから我がグループも環境に対する明確な行動基準を作成することになります。

 

多くのお客様や関係者様のご協力により今年を無事に終えることができます。全ての皆様へ感謝を申し上げると共に皆様のご多幸をお祈り申し上げます。我々は世界中の人々が幸せになれる社会の実現に向けて僅かでも貢献できる企業を目指していきます。来年も変わらぬご支援をお願い申し上げます。

 

嬉しい出会い

私が所属する「中小企業家東京同友会」のメンバーより、各自の経営哲学を立正大学の学生へ講義させて頂く事業があります。この事業は既に十数年に渡り継続されていますが、そのプレ開催の司会をお手伝いしてきました。

本年も10数名のメンバーが60分の講義1枠を受け持ち開催されます。私も昨年、この講義を行う機会を頂いた一人でありますが、コロナ禍の中での開催のため、リモートと録画という少し味気ない経験になりました。しかしながら講義の主題や内容を組み立てる過程においては大変良い勉強をさせて頂いたと感謝しています。

 

今回はそのプレ講義のお手伝いの際に嬉しい出会いがありましたのでご報告をさせていただきます。

当日は大田区で精密部品の製造を営む若手社長が12名の生徒さんへ向けてプレ講義を行いました。30分のプレ講義を終え、質疑応答へと進み、予定されたメニューが滞りなく終了となった時に、一人の男子生徒さんが私のところへ近づいてきて「私は沼田市の出身です」と言ってきたのです。

 

話をしてみると、彼は昨年の私の講義をリモートで聞いてくれていて、「沼田の企業」だと知ってビックリしたそうです。この講義には都内の企業の社長さんが出てくるものと想定していますから、群馬の、しかも沼田市の社長の登場はインパクトがあり記憶していたそうです。彼の大学生活は、現在も沼田市に暮らし、リモート事業を中心に、週1回キャンパスまで電車通学をしているとのことでした。この日も、講義終了の19:30より電車で3時間かけて沼田へ戻る予定でした。

 

同じ方言、同じ習慣、同じエリアの情報を持っている同郷の人に出会うとお互いにホッとします。特に都内ではこのような出会いは嬉しく感じるものです。

併せて沼田市の若者がリモートを活用しながら、都内の大学へ通っているという状況にも時代の流れを感じましたが、コロナ禍が新しいライフスタイルへの移行を後押ししたことも事実として認識しました。都市部のライフスタイルの変化は地方以上に早く感じます。

 

今後の多様な社会の変化に負けないよう、企業自体の意識を変えていくことが重要だと感じる出会いでした。

チャレンジする姿勢

11月21日(日)伊勢崎市民体育館にて極真空手松島道場群馬県大会が行われました。今回はコロナ感染症対策として型のみの大会となりましたが、盛大に開催されまで環境が回復してきたことに安堵します。

以前のブログで触れたように、私も競技者として参加してまいりましたので、ご報告と共に感想をお話致します。

 

先ず結果から申し上げますと・・・見事に1回戦敗退となりました。程よい緊張感の中、無我夢中で演武を行い、たった一試合でも翌日筋肉痛と・・・大変貴重な経験をさせて頂きました。後ほど録画して頂いた画像を視ましたが・・・スピードは遅い、足は上がっていない、腰は落ちていない・・・と自分の意識とは裏腹に体は動いてくれないものです。

 

50才を迎え、自分の考え方や生き方が固まりつつある中で、他人から評価を頂いても真摯に受け止めることができないことが多々ありますが、競技においては勝ち負けを素直に受け入れ改善へのステップにしていく必要があります。特に社長なんてお山の大将をやっていますと見えなくなっているものが沢山ありますので、この点を見つめ直すにも良い機会だったのではないでしょうか。

 

同じ道場へ通う子供たちにもメッセージを伝えたかったことも事実です。特に大学受験を控えた息子へ目標に向かって努力する親父の姿を見せたかったのかもしれません。息子へ試合の結果を告げた時には何もコメントは返ってきませんでしたが、きっとメッセージを受け止めてくれていると感じています。言葉ではなく行動で示していくことの大切さも改めて実感しました。

 

こんな生き方しかできない社長であり親父でもありますが、自分なりのやり方を貫き、今後も皆様の為、大切な社員の為に一生懸命に前を向いてチャレンジする姿勢を忘れずに進んでいこうと考えています。 押忍