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朝乃山の休場に思うこと

大関朝乃山が倫理違反による休場となりました。

鶴竜が引退となり、唯一の横綱白鵬も欠場の中、若い四人の大関による本気のぶつかり合いこそ、相撲ファンである私の本場所の楽しみであったので残念でしかたない。

 

ここ数年の不祥事や不幸を乗り越えて、相撲協会が一丸となって場所開催を続ける中において、今回の朝乃山の行動は非難と厳罰を受けて当然と考える。まして大関という地位においての行動だっただけにその衝撃もありました。

さて、ネットニュースなどでは大関の責任や品格という言葉も見受けられたので、今回は「責任」や「品格」についてフューチャーして考えてみたいと思います。

 

そもそも朝乃山が大関の地位にあることは「相撲の強さ」を評価された結果であり、人間性の評価に基づくものでは無いと考えます。大関として、更に精進を重ねて横綱を目指す準備期間であり、格下力士からの一目置かれることでの模範を示すことが求められていました。それなのにこれほど強い世論が起きる背景には「相撲は国技」「公益法人日本相撲協会」という団体の社会的使命があるのだと考えます。仮にプロ野球やJリーグの選手が同じことをしたら、ここまで大きな騒ぎや処分が下されたでしょう?実際に同様の行動がネットニュースを騒がしても、ここまで強い世論はおきていません。

世論はその個人の社会的地位や属する組織を含めて責任や品格の判断基準を変えることがわかります。

 

朝乃山においては本場所閉会後に厳しい処罰がくだされると思いますが、今一度心も体も成長して、今回のことを忘れさせるような偉大な横綱になって欲しいと切に願います。