本年も残すところ僅かとなりました。全世界がコロナ禍に翻弄された一年ではありましたが、私なりに振り返りをしたいと思います。
政治と生活
多くの皆様が「政治と生活」の緊密な関連性を感じた一年だったのではないでしょうか。
給付金や支援金を受けられた業界の企業においては、国や県の規定により大きな格差が生まれました。特に飲食業やレジャー産業においては、沢山の企業が倒産という結末を迎えたと聞いています。その企業の多くは元来体力が乏しかったのかもしれませんが、1年以上に渡る制限を受けてはビジネスを継続することが容易であるはずがありません。
その中で迎えた総選挙においては自民・公明の連立政権が信任される結果となりましたが、本当の信任を得たのか?・・・という部分においては大きな疑問符を感じます。新たな内閣が今後行う判断によっては、くすぶり続ける火種が大きなものになる可能性を捨てきれないと考えています。
人間
人種、人権、ジェンダー、LGBT・・・世界に生きる全ての人々の在り方に対して光があたる一年になりましたが、その対応には誤った考え方が多く、まだまだ世界中で浄化していくための議論が必要だと強く実感しました。
ポスト資本主義という言葉が使われるようになっていますが、人間や環境の未来を真摯に捉えて方向性を導き出す強いリーダーシップの必要性を感じています。私たちは未来に何を残せるのだろうか?新しいテクノロジーは私たちの生活をどの様に変えていくのだろうか?人類は何処へ向かうのだろうか?・・・これから私たちは、大国間のパワーバランスや国内2分する思想の分断などを乗り越えて未来へ向かっていかなければならないことを強く知らされました。
環境
環境保全へ向けた意識と行動が強く求められる一年となりました。個人だけでなく、企業としての具体的な取組みが企業価値と結びついていきます。今後の企業は多面的な社会的役割を実践できなければ存在していくことができません。その為にも社員一人ひとりに対する教育も不可欠であります。これから我がグループも環境に対する明確な行動基準を作成することになります。
多くのお客様や関係者様のご協力により今年を無事に終えることができます。全ての皆様へ感謝を申し上げると共に皆様のご多幸をお祈り申し上げます。我々は世界中の人々が幸せになれる社会の実現に向けて僅かでも貢献できる企業を目指していきます。来年も変わらぬご支援をお願い申し上げます。