みなさんこんにちは、桜井です。Stay Homeのゴールデンウィークはあんなに暖かかったのに、このところの寒さときたら・・・、体調を崩さずお過ごしでしょうか。夏が待ち遠しい~。
さて、8回にわたって「家を建てて良かった~」と最後に笑うために知っておくべきこと、やらなければならないことを、より具体的にわかりやすくお伝えしていく「成功への近道」第三回は
「資 金」
突然ですが、「あなたの家では、お金の管理は誰がしていますか?」
一般的なご家庭では、奥様が家計をやりくりし、ご主人はお小遣いをもらっているというパターンが多いかもしれません。私もそうです。
別にどちらが管理していてもかまいませんが、もしあなたが住宅ローンを借りて家づくりをしようと考えているなら、「家を建てたあと、無理なく返済していける毎月の住宅ローン返済額」を本当の意味で把握しているか、ということが本当に大切です。さらに近い将来、ご家族に起こりそうな変化とそれに伴う家計の変化も把握していることが大事です。例えば・・・
あと8年すると子供が高校を卒業する。大学に進学させたいと思っている。授業料・仕送り含めて月○○円必要になる。
あと3年すると奥様が職場復帰でき、所得が○○万円増える。
そういったことです。
なんでこんなお話をすると思いますか?そうです。住宅ローンの条件はそう簡単に変更できないからです。そして長期間続くからです。
車のローンはせいぜい5年、仮にどうしようもないくらい生活が苦しくなってしまえば最悪の場合、車を手放すことができます。
家の場合はそう簡単にはいきません。だから将来的にも無理なく返済していくことができる住宅ローン返済額をきちんと把握しておくことがとても大切なのです。
「いくら借りられるか」より「いくら返せるか」が大事
当たり前に聞こえるこの言葉ですが、意外と一般的に家づくりの現場でおこなわれていることは、「いくら借りられるか」がスタートになっているケースが多く見受けられます。
「いくら返せるか」からスタートすることによって、家全体の予算が無理のないものへ逆算してはじき出されるわけです。これポイントです!!。
総予算で考える
無理なく返せる金額から逆算して借入額が決まりました。つぎに考えなければいけないことは、自己資金をいくら出せるかです。これで、家づくりにかけられる総予算が決まります。しかしここで大切なのは、自己資金は今のお客様の預金・現金のすべてではないということです。あくまでも「家づくりだけに使える額」です。
教育資金・老後資金などは別枠で取っておかなければなりません。
「あ~、なんかめんどくさくなってきたな」
そういわず、いい機会ですのでご夫婦で膝をまじえてお話ししてみてください。(ちなみにへそくりがバレて、けんかになっても当方では一切責任は負えませんので気を付けてください)。
ポイント
「総予算」=「適切な借入額」+「自己資金」
「総予算」=「土地購入費(土地購入からの場合)」+「建築費」+「諸費用(ローンに関する費用や登記費用、火災保険など)
家より高い買い物って・・・
建物総額 税込み2000万円。
1800万円借入。返済期間は35年。毎月の返済額5万4千円。金利は1.4%(固定金利)の場合の35年間の総返済額は約2277万円です。
つまり35年間で利息を477万円支払うのです。高級車が一台買えてしまいます。
これは何を物語っているのでしょう。
つまり、実際の家より477万円をはらって、家より高い住宅ローンを買っているのです。これが現実です。
ということで最後のポイントは
住宅ローンを利用する際は、金融機関を安易に選択せず、いくつかの金融機関で比較検討し、もっとも適したローンを見つけ出すことが大事!!そしてプロのアドバイスを聞くことが大事!!
融資手数料、ローン保証料、繰り上げ返済費用など、それぞれ金融機関で違うことに気づくはずです。
以上で第三回目は終わりです。次回は「業者選び」についてをお送りします。