成功への近道
みなさんこんにちは、桜井です。すっかり夏らしくなってきましたね~。でもその前にいや~な梅雨。でも水不足にならないためにも大切な梅雨ですから。。。しばらくは我慢ですね。
そんなことはさておき、8回にわたって「家を建てて良かった~」と最後に笑うために知っておくべきこと、やらなければならないことを、より具体的にわかりやすくお伝えしていく「成功への近道」第四回は
「業者選び」
いま、あなたが家を建てようとすると、さまざまな依頼先があります。
工務店、設計事務所、フランチャイズビルダー、大手のハウスメーカー・・・・・。あなたの一生の一大事である家づくりをどこに任せますか?
結論から言うと、どこに任せるかは問題ではありません。逆に言えば、どこに任せても失敗してる人は失敗してるし、成功している人は成功しています。
しかし、任せる先ごとに特徴があるのは事実です。それらが、あなたの家づくりに求めているものとピッタリ合っていることが大切です。
ただ私はこう考えます。「いい家をつくるのに本当に必要なのは腕のよい職人とよい材料だ」と。
職人の手間賃と材料にきちんとお金をかければ基本的によい家になります。
ここでちょっと考えてみてください。欠陥住宅はなぜできてしまうのでしょうか?それは作り手が手を抜くからです。ではなぜ彼らは手をぬくのでしょうか?もともと面倒くさがりだから?いいえ、違います。
職人というのは本来は自分の仕事にプライドを持っています。自分の技術をきちんと評価してもらい正当な報酬をもらえれば手など抜きません。
不当に安い賃金で仕事をさせられているからです。だから心も荒れて仕事も荒れてくるのです。
でも「施主は建築費としてそれなりの費用を建築会社に払っているのに・・・」と思うかもしれません。その通りです。安く家を建てられるのは嬉しいけど、材料や職人の手間を下げてくれ!なんて施主は頼んでいないはずです。
ではなぜそんなことが起こってしまうのかというと、施主が建築会社に支払ったお金が「材料や職人の手間賃以外のもの」にたくさん使われてしまっているからです。なにに使われているのかその代表例として
・立派な自社ビル
・豪華な住宅展示場
・写真集のようなカタログやパンフレット
・ゴールデンタイムに流れるテレビコマーシャル
・高給取りの営業マン などなど
一生に一度の家づくり、託するに値する業者とは?
その土地で根を下ろし、骨を埋める覚悟で家を建てるあなた。家を建てるために命を担保に住宅ローンを借りることを覚悟するあなた。あなたのその覚悟とパートナーとなる建築業者の覚悟は本当にバランスがとれているでしょうか?どんなことがあっても自分たちが建てた家を、そしてそこに住む人を守っていくという覚悟が建築業者に感じられますか?。例えば
社長や社員、職人そしてその家族が地元に住んでいるということは、建築業者にとって相当の覚悟が必要です。万が一のことがあれば地元ではもう生きていけないということですから・・・。
逆にどんなに大きな会社でも、県外から単身赴任で、腰掛けのつもりでやってきている支店長さんにはその覚悟があるでしょうか?
あなたが命をかけて建てようとしているマイホームを、命をかけてつくってくれる運命の業者を、あなたは見つけなければなりません。
運命の業者に出会うための出発点・・・住宅展示場か現場見学会かどっちに行くべきか?
結論から言うと、目的に応じて使い分けをしてください。あなたがその会社の「何をみたいか?」「何を知りたいか?」によります。多少現実離れしてようが、とにかくすてきな家をみたいなら住宅展示場に出かける方がよいでしょう。ただ○○家の家づくりにとってはあまり参考にならないかもしれません。
「自分が建てる家の間取りの参考にしたい」「自分が建てる家と同じくらいの広さの家を体験したい」「自分が建てる家と同じくらいの金額の家がどんな雰囲気かを知りたい」このような目的で出かけるなら、展示場ではなく、必ず現場見学会に出かけてください。あなたが家づくりで失敗しないためには、あなたと同じような普通の方が実際に自分のお金で建てた家をみる必要があるのです。
お化粧をする前の「すっぴんの家」見学のススメ
「構造見学会」や「建築中現場見学会」など、業者によって呼び方は違いますが、要するに家を建てている途中の様子を見せますよ、というものです。
完成したばかりの「素敵な家」を見るのにくらべ「構造見学会」は正直地味です。キッチンなどもまだ取り付けられておりませんし、間取りの様子もよくわかりません。
しかし逆に工事途中でしか見ることができない骨組みや断熱材などを確認できるという点ではとても有効です。完成すると見えなくなってしまう部分こそ家にとっては大事なことがほとんどですから。
これは人間とまったく一緒です。ばっちりお化粧をして、きれいな衣装を身につければたしかに外見は美しくなります。しかし人として本当に大切な正しい心のあり方、物事の考え方、他人に対する優しい気持ちや配慮、そういったものを持ち合わせていなければ、どんなに外見が美しくても魅力的ではありません。
こんなことが、家づくりにおいても言えるのではないでしょうか。
以上で第四回目は終わりです。次回は「商談」についてをお送りします。
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